技術職
(アプリケーション)
2018年入社
半導体製造装置担当
電気系専攻
技術職(アプリケーション)
2018年入社
半導体製造装置担当
電気系専攻

半導体製造装置を手がける企業の中でも、他社に負けない技術力があることに惹かれ、東京精密に興味を持つ。また、学生時代に100人を超える部活の主将を務めた経験から、リーダーシップを持って活躍できる環境を求めていたため、若手のうちから裁量権がある東京精密に入社。現在は高剛性研削盤のアプリケーションとして、国内外のお客様に向けた半導体ウェーハ研削プロセスの提案を手がける。

半導体ウェーハの研削装置を購入しようとしているお客様に対し、研削プロセスの考案をするのが私の仕事です。プロセスの考案と一言で表現すると簡単なようですが、考案に至るまでに装置の動きや部品を一つひとつ検討する必要があり、地道に考える力が求められます。研削するスピードや角度。これらはまだほんの一例ですが、そのほかにも多くの項目について、電気設計や機械設計、ソフトウェア開発などほかの技術者と相談して進めています。こうしてやっと完成したプロセスを、営業と一緒にお客様にご提案する。つまり、アプリケーションは技術サイドの司令塔であり、お客様と技術サイドを結ぶ橋渡し役でもあるということ。自分の考えたプロセスが開発の軸になるため、的確な計画性が求められますし、常に自分の意見に裏付けを持たせる必要があります。大変なことも多いですが、その分お客様に感謝していただけたときは大きなやりがいを感じますし、モチベーションにもつながっています。

社内の技術者や営業、協力会社、お客様など、さまざまなステークホルダーとのつながりがあるのも、アプリケーションの特徴の一つ。これまでの自分にはなかった視点が身についたり、普段手に入らない情報を知ることができたりと、自分の幅が広がっていることを実感します。新しい技術の話をお客様から教えてもらうこともあれば、海外に出張した際は、現地のグループ会社で働く技術者の業務内容や工場の雰囲気を知ることもある。特に海外の情報は、話を聞きながら実際に自分の目で現場を見ることで、より納得感を持って理解することができます。だからこそ私が大切にしているのは、自分から積極的にコミュニケーションをとること。その積み重ねによって、お客様や業界の背景をくみ取った上で、競合が考えつかないようなプロセス提案ができ、チームのメンバーと認識を揃えてスピーディーに案件を進めていくことができるようになりました。

最近は海外のお客様、特に欧米のお客様を担当することが増えてきたため、今よりもっと英語力を身につけて、円滑にコミュニケーションをとれるようになりたいです。ネットの情報ではなく、現地の方から話を聞くことでしか得られない情報もあるので、その内容をしっかりと理解できるようにならなければと思います。そうした海外のリアルな情報や技術を学び、そこで得た知見を社内に持ち帰ることで、ほかの社員の知識や技術向上にも貢献できる存在になりたい。それがこれからの目標です。ただ、海外での活躍の場を増やすためには、今以上に東京精密の知名度を上げていく必要があると思います。その点、今後主流になるであろうSiCをはじめとした硬くて加工しにくい材料でつくられた半導体にも私が担当している製品は対応できる。あとは人々の目に触れる場に出ていくだけだと思うので、日本のみならず海外の展示会にも積極的に参加し、先陣を切って製品の魅力を発信していきたいです。

1日のスケジュール

DAILY SCHEDULE
08:30
09:30
お客様の要望に合わせて、どのような研削プロセスにするべきかExcelなどを用いて検討します。難しい要望の場合は、機械設計などほかの技術者にも相談しながら進めています。
10:00
構築したプロセスをもとに、実際に装置を使ってウェーハを研削します。測定機で結果を見て、お客様の要望に応えられているか確認し、プロセスを調整します。
12:00
13:00
15:00
ウェーハを研削した結果をまとめ、お客様への報告書を作成します。精度はもちろん、研削にかかる時間や表面の粗さなど、お客様が求める情報を整理します。
18:00
ABOUT HACHIOJI OFFICE

八王子オフィスには、カフェスペースなどほかの社員と交流できる場所があるため、昼食を一緒に食べたり、雑談したりと活発にコミュニケーションをとることができます。また、オフィス最寄り駅から電車で1駅の八王子駅周辺には飲食店が多いので、仕事終わりに同僚たちと飲みに行ってリフレッシュしています。都心と比較して家賃も安いし、都心へのアクセスも良いので、住む場所としても八王子はオススメです。