XYZAX AXCEL PH
ポイント測定用プローブヘッドを搭載し、高精度、高速、高耐環境性の三拍子揃った三次元座標測定機。
各種プローブや多彩なエクステンションを装着でき、プローブの高精度位置決めにより、あらゆる条件下、かつ、さまざまなアプリケーションに対応するとともに、精密測定を実現します。
特長
クラストップレベルの測定精度
最大許容長さ測定誤差 E0, MPE:1.8 + 3L/1000 µm*
XYZAX AXCEL は、新開発の高剛性ブリッジの採用と、Y 軸ガイドを上下左右4方向からエアパッドで支持する新構造により、クラストップレベルの高精度を実現しました。
*温度条件:18 ℃ ~ 22 ℃
駆動機構の見直しにより実現した、驚異のスピード
駆動速度 最大 700 mm/sec、加速度 最大 2300 mm/sec²
各軸の駆動部に、新開発の駆動機構を採用し、高速かつ安定した駆動を実現。従来のベルト駆動から、新開発駆動方式に変更することで運動性能が大幅に向上しました。この新開発駆動機構により、駆動速度64 % アップ、加速度35 % アップのハイスピードを実現(当社従来機比)。測定に要するトータル時間を短縮でき、測定効率を大幅に向上します。
格段に向上した耐環境性能
精度保証温度 15 ℃ 〜 30 ℃(オプション)
X軸ガイドやY軸キャリッジが直接温度変化の影響を受けないよう、新設計のカバーを採⽤。温度変化による石定盤の変形を抑える構造を取り入れることで、温度変化による影響を最小限とし、高精度を維持しながら、精度保証温度範囲を最大15 ℃~ 30 ℃と大幅に拡大しました。この広い精度保証温度範囲により、測定室の温度管理に掛かるコストなどを抑制することが可能です。(標準仕様:16 ℃~26 ℃)
自動首振りプローブヘッド
PH10T PLUS は、水平面回転角度±180 °、垂直面回転角度 0 °~+105 °の方向に7.5 °ピッチで720点の高精度位置決めができる自動首振りプローブヘッドです。CNC 測定プラン実行時には、指定したプローブ角度に自動で回転して測定するとともに、複雑な形状のワークでもスタイラス交換を頻繁に行わず測定することができ、測定効率の向上に貢献します。装着するプローブは、低測定力、かつ、長いスタイラスに対応できるTP200 と用途に応じて様々なモジュールを選択できるTP20 より選択することができるなど、汎用性に優れています。また、スタイラスを自動交換できるスタイラスチェンジャーラックをオプションとして使用することで、測定効率のさらなる向上を実現することが可能です。