東京精密の働きやすさや制度について、キャリア女性社員と上司、採用担当者による特別対談をお届けします。
Y.M
半導体社
技術部門 加工・バックエンド技術部
アプリケーションセンタ
研削研磨装置を用いてお客さまのデモ加工サポート、既存装置のオプション開発を担当。
Y.H
業務会社
人事室
採用担当
K.I
半導体社 執行役員
技術部門 加工・バックエンド技術部
アプリケーションセンタ センタ長
失敗するかもしれないけれど、やりたいことをやらせてみる。
会社の雰囲気はいかがでしょうか?
Y.M
入社前のイメージではもっと固くて、装置のことだけ、みたいな人が多いのかなと思ってたんですけど、意外と皆さんフレンドリーで、幅広くものごとを考えられる人が多いなという印象でした。
上司
社風に対するギャップは結構あったんですか?
Y.M
いえ、選考過程の中でほとんど解消されていましたし、皆さん真面目だけど明るくて、スッとなじめました。機械系ということもあって女性の数がすごく多いというわけではないですが、分け隔てなく接してくれます。
採用担当
男女差があまりなく、区別がないという点は採用の場面でもよく話をしてます。
Y.M
ただどうしても、重いものを持ち上げるなど、力を必要とする場面もあります。そういったときは、できるところは自分でやりますし、サポートが必要なときは協力し合えるような、そんな職場ですね。
採用担当
当社は、若手であっても最初から最後まで一つの仕事に携わり、年齢に関係なくチャレンジできる社風です。その分仕事を通じて、いろいろな人とつながりを持つことができるのではないかと思っています。K.Iさんは上司として、職場づくりにおいて意識していることはありますか?
上司
失敗するかもしれませんが、納得して経験や知見を積んでほしいので、やりたいことをやってもらうようにしています。全て指示してしまうのではなく、わからなかったらみんなで相談し、やってみるということを意識しています。
Y.M
困ったときに相談できる場があるから安心です。
上司
毎朝5分程度ですが、チーム内10名程度で集まる時間を作って、そのときに相談できるようにしていますからね。
Y.M
同じチームには女性の社員も増えてきました。一緒に仕事をする機会はもちろんですけど、他部署の女性社員とのコミュニケーションの機会も、会社全体としても増えた気がします。
採用担当
女性社員の割合はここ数年少しずつ増えていますね。社内でも女性の先輩後輩が一緒に仕事をしたり、あとは休憩や食事も一緒に取っていたり。とはいえ性別や年齢、新卒、中途関係なく、平等にコミュニケーションを取り、平等に評価されるというのが当社の魅力です。
広がるコミュニケーション。膨らむ「将来こうありたい」という思い。
どのようなコミュニケーションの機会があるのでしょうか?
採用担当
同じ敷地にいろいろな部門の従業員が働いているため、直接コミュニケーションを取れる環境ですね。
上司
仕事の場はもちろんですけどそれ以外の場面でも、有志での活動がいろいろありますね。Y.Mさんは部署や個人で作ったゴルフコンペとか、いろいろな活動に参加してますよね。
Y.M
そうですね。皆さん部署や性別関係なく参加されていて、たしかフットサルをしている方もいましたよね?
上司
そうそう!近くの体育館や公園を借りてね。
採用担当
会社には公認サークルもあって、テニスやマラソンをしている方もいます。会社公認のサークルには会社から活動に関わる費用を補助していますよ。
サークル以外にも各工場では納涼祭もあり、社員の家族も含めみんなで楽しんでいます。
コミュニケーションの場を広げる取り組みなどされているんでしょうか?
採用担当
最近の取り組みの一つとして、女性社員のキャリア研修を行っています。部署ごとに女性の人数は異なるものの、こういう機会を通じて女性同士がちょっとずつコミュニケーションを取れるようになるといいな、なんて。
Y.M
私も参加しました。内容としては座学とグループワークで構成されていて、他部署の女性社員の方といろいろな意見交換ができる、良い機会でした。
上司
それっていろいろな部署から参加するんですか?
Y.M
そうですね、半導体社と計測社、業務会社からも参加しています。
採用担当
全女性社員が対象で、入社して3年目以降の皆さんに参加してもらっています。
上司
全女性社員となると、結構多いですね。
Y.M
今まではメールでしかやり取りのなかった方と初めてお会いして、「あ、あなたが!」という場面もあり、皆さんとても楽しそうに研修に参加していました。
採用担当
この研修では、「将来こうありたい」というのを、プライベートと仕事の両面から思い描いてもらい、キャリアアップや自己実現について考えを膨らませてもらう時間にしています。
実は、上司側にも「人財育成力研修」を行っていて、部下が自律性を発揮するための行動理論や実践方法ついて学んでもらっています。その後、お互いに研修を受けた状態で面談し、キャリアについて話してもらうようにしています。
キャリアアップのための引き出しは、活躍するための引き出し。
人事評価について教えてください。
採用担当
年に数回、上長と面談の機会があります。初期の面談で目標を決め、中間で進捗を確認し、最後に達成状況をお互いに確認し合って評価するという方法です。
上司
目標を決める際には、今の自分の伸ばすべき部分、反対に足りていない部分を確認し、それに対してどういった仕事をこなして、どう克服していくかを話し合います。評価の際にはたとえば、Y.Mさんが思う自己評価と私が思うY.Mさんの評価を得点に表し、お互いの評価をすり合わせるので納得感も得やすいのではないでしょうか?
Y.M
そうですね、頑張れば頑張った分だけ評価されますし、公平だと感じています。自分で見た評価と他人から見た評価の乖離を知ることもできるので、気付きにもなります。定量化されているためわかりやすいですし、納得しやすいと思います。
採用担当
K.Iさんは面談の際、上司としてどのようなことを意識されていますか?
上司
面談の際には、成績以外の大事なところにも気付いてもらえるように工夫しています。活躍するということは仕事を成功させるというだけではありません。チャレンジを恐れないとか、失敗したときに何を学び、どう次に移すかを考えられるということ。活躍するとは、そういったキャリアアップのための引き出しをたくさんもてることでもあると、私は思います。
さまざまなサポートを得ながら、キャリアアップを実現できる環境。
キャリアアップのための支援について教えてください。
上司
キャリアへのサポート面では、新卒入社から2~3年間かけてOJTでジュニアパートナー(先輩社員)、シニアパートナー(管理職もしくは準ずる社員)の2名体制で1名をサポートします。その後は面談を通じて、ワンステップ上がるために足りない部分を見える化していきます。
採用担当
自己啓発支援としては通信教育とeラーニングがあります。通信教育に関しては約200講座の中から好きな講座を選んで受講できます。内容は幅広く技術系の講座もあればビジネスマナー、教養などの講座があり、受講修了すれば全額費用を補助します。
上司
Y.Mさんは何か受講しましたか?
Y.M
機械工学と、あとは中国語を少し。台湾などアジアを担当するにあたって必要だと感じたので受講しました。
上司
いいですね、韓国語を勉強している方もいますね。
Y.M
当社では海外の方とのやり取りも多いので、語学に関しては積極的に受講している方が多いんじゃないでしょうか。
採用担当
そうですね、社内では英会話教室も開かれていますよ。火曜日と木曜日に講師を招いてレベル別で実施しています。
上司
TOEICの受験費用を補助する制度もありますよね?
採用担当
はい、年に2回補助しています。ほかにも、キャリアについて社内では相談しにくい悩みを話すことができる外部相談窓口も設けています。もちろん、キャリア以外の悩みも相談できますよ。
働きながら、自分の時間も家族の時間も大切に。
制度面やワーク・ライフ・バランスはいかがでしょうか?
採用担当
毎週水曜日が定時退社日となっていて、アナウンスが流れます。アナウンスの効果もあってか、かなり定着しているんじゃないでしょうか?
上司
そうですね、水曜日は定時で帰ろうという雰囲気ができてます。
採用担当
それから、満足度が特に高い制度として、「長期休暇制度」もあります。年度内に1回取得するものとなっており、有休とは別に付与される会社休日の2日と有休の3日を組み合わせて平日5日間連続して休暇を取得できます。
Y.M
1年の中でいつ取ってもいいんですよね?
採用担当
そうです。業務を調整すれば、1年の中でいつでも取得できます。
Y.M
夫の連休が私と異なるのですが、私がフレキシブルに休めるので助かってます。
上司
前後の土日を組み合わせると9日間連続で休めるというのも大きいですよね。あとは福利厚生かな。Y.Mさんは利用してますか?
Y.M
そうですね、福利厚生サービスの「ベネフィット・ワン」を利用して、ポイントもそうですが、休日の旅行などで安ければ活用してますよ。
採用担当
チームとして休みを取りやすい環境というのは意識されているんですか?
上司
仕事は基本的に自分で考えて進めてもらっていますので、有休は取りやすい環境じゃないでしょうか。Y.Mさんはいつも好きなサッカーチームを応援するために有休を取ってますよね。
Y.M
アウェーで応援するために、金曜や月曜に有休を取って、週末に旅行と観戦をして帰ってきます。
上司
休みの日に旦那さんと一緒に畑行って、虫に刺されて泣いた話とかもしてたよね!
Y.M
そうですね(笑)
現在は夫が単身赴任中ですが、いつもお互いの時間は大事にしてます。一緒に過ごせるときには買い物へ出かけたり、お互いの趣味であるサッカー観戦をしたり。
夫婦で協力しながら充実した生活を送っています。
上司
スケジュールは上司に管理されるものではありませんからね。自分で考えてコントロールし、休める時間ができたら休む。スケジュール管理は基本的に皆さんにお任せするようにしています。
「普段の生活」に寄り添える職場を。
女性社員の働きやすさや東京精密の勤務環境はいかがでしょうか?
Y.M
ほかの女性社員の方からは、育休の取りやすい環境や子育てしながら柔軟に働ける環境が非常に整っているという声を聞きますね。
採用担当
育児支援制度は法令を上回っており、充実していると思います。特に育児休業は子供が3歳まで、子の看護休暇は中学卒業まで取得できます。育児短縮勤務制度は中学校入学まで3時間まで短縮できます。育児休業の取得率に関しては、女性はもちろん100%ですが、男性も30%程度で、数年前に比べると取得する方もどんどん増えていますよ。
Y.M
ほかに「Female休暇」もありますね。
採用担当
女性社員は、生理や悪阻、不妊治療、更年期障害による体調不良時にこの休暇を取得できます。年齢問わず必要な社員は取得実績が多くあります。
Y.M
あとは社食も便利ですよね。
上司
私は最近、朝ごはんも食べに行ってますよ。
採用担当
社食は朝・昼・晩、お手頃な料金で利用できるので、おすすめです。
上司
勤務地に関してはどうですか?
Y.M
八王子だと、電車での帰宅途中に大きい都市があるので買い物して帰れるというのは良いところだと思います。あとは、都心までのアクセスの良さですかね。
採用担当
会社の近くですと、自転車圏内でスーパーがたくさんあって嬉しいという声も聞きます。同じく自転車圏内に保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学が揃っていますし、最寄駅から会社まで徒歩5分程度のため過ごしやすく、通勤にも便利な場所だと思います。
Y.M
働きやすさや勤務環境の面で、今後こうなったらいいなっていうのはありますか?
上司
仕事に対するサポートは、会社として充実していると思います。ですが、一日を「働くこと」「普段の生活」「寝ること」の3つに分割したときに、「普段の生活」の部分に、もう少し寄り添えるといいのではないかと思います。保育園がこのオフィスビルにあったらいいなと思ったり、社内にカフェや居酒屋があっても面白いですね。アフターファイブで飲めるみたいな(笑)
Y.M
それができたら仕事に戻れなくなるかもしれません(笑)
上司
それはだめですね(笑)
ですが、働く場所に自分の生活を融合できると、働きやすさと過ごしやすさの両立ができると思います。これからは、息抜きの場を拡大するなど、心身ともに充実した仕事環境・生活環境につながるような工夫が必要になるでしょうね。
だれもがチャレンジできる環境。
最後に皆さんに向けてメッセージをお願いします。
採用担当
入社してすぐ時短勤務制度を利用して働いている方などもいるため、抵抗感なく働ける環境があると思います。育児支援制度など、法令を上回る制度を整えているため、現在でも対象の方には男女問わず利用していただいていますが、さらに多くの方に利用していただけることを期待しています。
Y.M
性別関係なしに自分が主体的に取り組める会社です。チャレンジしてみたいなと思っている方はぜひ応募いただきたいと思います。
上司
モノづくりは性別で区別されるものではありません。自主的に行動できる人、さまざまな人とコミュニケーションを取りながらものごとを成し遂げられる人を、性別に関係なく望んでいます。皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。