私たちの生活を快適・便利にする「ものづくり」に必要不可欠な存在である工作機械。さまざまな形状の製品を正確かつ効率的に製作するため、工作機械には「高精度・高速・高剛性」が求められ、その構成部品についても極めて高い品質が要求されます。ACCRETECHは、構成部品の高精度計測から工作機械本体の総合検査、工作機械を用いた加工時のワークピースの寸法管理や異常検知に至るまで、工作機械に関するさまざまな計測ソリューションをご提案してまいります。
部品レベルから工作機械の品質を向上
ー工作機械の命とも言われる「スピンドル」をより高精度に計測するー
高精度・高速・高剛性が求められる工作機械において、重要な部品の一つに「スピンドル」があります。スピンドルは何万回転という速いスピードで、尚且つ精度よく回転する必要があること、また、加工における負荷を集中的に受ける部品であることから、真円度をはじめ、円筒度、同軸度といった幾何公差の管理が非常に重要です。これらの幾何公差を厳格に管理するためには、三次元座標測定機よりもさらに高精度な真円度・円筒形状測定機が必要となります。 ACCRETECHは、最新の真円度・円筒形状測定機「RONDCOM NEX (DX2/SD2)」をはじめ「スピンドル」を高精度に測定できるソリューションをご提案いたします。
高精度を維持する検査工程を省力化
ー工作機械のピッチ誤差を正確に補正するー
工作機械で複雑なワークピースを高精度に加工するためには、各軸の位置決めをきわめて正確に行える状態にしておかなければなりません。そのためにはレーザ干渉測長器を用いた各軸の測定とNC誤差補正が必要となりますが、ACCRETECHの光ファイバー結合式レーザ干渉測長器「DISTAX」は、光源と干渉計をファイバで接続する独自の方式によりセッティングの手間が軽減されるだけでなく、たった一度の反射鏡のセッティングだけでX,Y,Zできます。また、日本国外でも使用される工作機械の貿易管理に不可欠な、ISO 230-2(1988年式、2014年式）に準じた検査や検査結果の出力にも対応しています。工作機械の位置決め精度検査を省力化し、高精度な加工を実現する「DISTAX」をぜひお試しください。
加工不良による不良品発生を防止
ーツールの振れを非接触かつ高精度・高速測定を実現するー
工作機械は装着されたツールで金属をはじめとするワークピースの加工を行いますが、高精度な加工を安定して行うにはツールが正しく装着されていることが重要です。東京精密が2002年に開発した「ATC振れ検出システム」は、装着されたツールのわずか3µmの振れを渦電流センサを用いて非接触、高精度かつ高速測定し、ツールテーパ部への切粉の噛み込みやベアリングの不具合等によって生じる工具の振れを検出、突発的なワークの加工不良を防止するシステムです。この「ATC振れ検出システム」を工作機械に組み込むだけで、切粉の噛み込みに気づかないことによる不良品の大量発生や不良品特定のための全数検査を回避でき、余計な手間の発生を抑えることができます。 工作機械に装着されたツールの計測ソリューションを通して、ACCRETECHはお客様の生産性向上をサポートいたします。
その他のソリューション
