機械設計エンジニアを目指して。
T.O
半導体社 技術部門
テスト技術部
2015年入社
自分で設計を手掛けたい。生産管理業務から機械設計の道へ
半導体産業を根本から支える仕事がしたい。そのために新たなる挑戦へ。
転職活動の際に当社を知り、機械設計エンジニアの職があることや、半導体業界という、私たちの生活に欠かせないものを取り扱っていること、自身も影響力の大きい仕事に携わりたいと考え、応募しました。
前職では住宅設備機器の工場の生産管理、生産技術に携わっており、現在とは全く違う業種、職種でした。
当時、生産管理ではお客さまからの受注に対して生産品目を選定し、生産量を決めていくという仕事をしていました。日々の生産量をコントロールし、過不足や滞りなく製品を生産できるようにする仕事となります。作業効率の改善ができた時や普段日常で使われる機器が問題なく世に出て使用されることの達成感など、やりがいを感じる業務でした。
しかし、働き始めた時から漠然と設計を行いたいという気持ちがあり、業務を続けていくうちに設計を手掛けたいという思いが強くなりました。特にこの先3年、5年と仕事を行うことを考えた際、生産管理ではなく設計を行いたいと思うようになり、機械設計職を目指して転職活動を始めました。
面接ではアプリケーションの仕事についても説明を受けましたが、最終的に自分が望んでいた機械設計の仕事を任せていただけることになった為、入社を決めました。
お客さまの元へ滞りなく、確実に装置を届けることが使命。
仕事内容とミッションについて教えてください。
入社後はお客さまの特注仕様を出図、設計する受注設計業務を行い、入社3年目に新規装置開発を行いました。新規装置開発を2年ほど行った後、いまは再度受注設計業務を行っています。
受注設計業務ではお客さまからの要求仕様に適した設計、出図を行い、また納期を遵守してお客さまのもとへ滞りなく装置を届ける必要があります。
そのためにはミスなく仕事を行うことは当然として日程管理のスキルも必要と考えています。
また、装置を製作するのに技術の人間だけでなく営業、生産管理、製造と多様な方々との円滑なコミュニケーションも大切だと思います。コミュニケーション能力を活かして各部署のメンバーと信頼関係を築くことで、より生産性の高い仕事ができるようになると思います。
お客さまが意図したとおりの仕様を満たせた時の達成感。
仕事のやりがいについて教えてください。
私が担当している受注設計業務は、多種多様な仕様を検討・設計を行えることが魅力だと思います。また、設計した装置が実際に組み立てられ、お客さまのもとへ問題なく出荷されることがやりがいにつながるのではないかと思います。設計したものが形となり意図した通りの仕様を満たしていた時に達成感を感じます。
設計という業務は、少しのミスで品質が落ちてしまうとても重要な役割の1つだと感じています。お客さまに快適に使っていただき、現場作業をする方が問題なく組み立てを行うことができる。当たり前のことですが、それを達成できた時のやりがいはとても大きいです。
様々な仕事をした経験が、将来に生きていく。
これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。
新規装置開発に携われたことです。
新規装置開発は初めての経験であり、苦労や困難に直面することもありました。私はその業務ではウェーハ搬送部の設計を担当しました。その中で設計したものが意図したものとならず、何度もトライアンドエラーすることがありました。そういった状況で周囲の方々から意見をもらったりすることで、最終的には意図したものが完成し、とても感動しました。
常に順調にいくことはなく、必ずどこかで失敗することもありますが、それを乗り越えるために考えて行動することで、必ず良い結果が出るということをその経験から学びました。
当社では社員一人ひとりに様々なことを任せてもらえる環境であると思います。様々なことを任せてもらえ、かつ周囲の方々も協力してくれることが多く、とても仕事がしやすい環境であると感じています。
また様々な仕事をした経験は、必ず将来に活かせると思います。
日々変化のある業界で、様々な状況に対応できるように。
当社で働く魅力と、今後の目標について教えてください。
当社は現代に欠かせない半導体製造装置とものづくりに欠かせない、精密測定機器を製造しているユニークなメーカーだと思います。またメカ設計の観点では社内に加工場があり、社内にて部品の製作も行っているため、他の半導体企業と比較しても非常に面白く、勉強になる点が多いのではないかと思います。
今後は、日々変化のある時代であるため、様々な状況に対応できる能力を備えつつ、業界内だけでなく他業界も含めた様々な知識を有する人間になれるよう、努力をしていきたいです。
日々の業務を確実に遂行する能力を養いつつ、業界内での新たな技術を常にインプットしていくことを意識して行動する。また、インプットだけでなく設計に新しい思想やアイデアを盛り込みアウトプットも行っていくことが目標を達成するための道筋になると考えています。