
お客さまの期待に応える。
R.F
計測社 営業部門
2015年入社
データが裏付ける製品力に感じた「論理的な営業ができる」魅力。

どのような魅力と可能性を感じて、当社を選んだのでしょうか?
数値や実績にもとづいた「論理的な営業」がしたい、という思いが叶うと感じ、当社に転職しました。前職はベッドメーカーで、使用感やデザインなど“感覚的な価値”を伝える営業をしていました。お客さまの価値観に合う製品を提案する楽しさは感じていたのですが、次第に感覚だけでなくデータや性能を根拠とした提案で、営業としての介在価値を発揮したいと考えるようになりました。
そんな思いで転職を考えている中で、東京精密のことを知りました。豊富なデータに裏付けられた高性能かつ高品質な製品がそろっていることに興味を持ち、採用面接を受けました。面接官全員が自信に満ちた表情で自社製品の強みを語っていて、製品に誇りを持っていることがひしひしと伝わってきました。
まったく異なる業界への挑戦でしたが、「論理的な営業」をするにはうってつけの場所だと確信し、飛び込むことを決めました。
製品カタログをボロボロになるまで読み込み、掴んだ信頼。

仕事内容とミッションについて教えてください。
自動車や半導体、航空機などのメーカーさまに対する、精密測定機器の営業活動を行っています。提案や契約締結はもちろん、ご契約をいただいた後も、製品の納入立会やアフターフォローの一次窓口まで担います。長期にわたってお客さまとお付き合いする仕事ですから、信頼関係を築くことは非常に大切だと感じています。
今でこそ幅広い業務を担っていますが、入社当時は製品の知識が一切なく、ずいぶん苦労しました。お客さまからの信頼を得るには、自社製品の理解は必須。営業として早く活躍したい一心で、分からない用語があるたび先輩に質問し、製品カタログに一言一句漏らさず書き込み、ボロボロになるまで何度も読み込みました。
そんな地道な努力を重ねていくことで、少しずつ成果が出始めました。着実に身につけた知識は現在でも大いに役立っています。
お客さまの心が動く一瞬をとらえ、突破口を見出す。

仕事のやりがいについて教えてください。
お客さまのニーズに応じた製品を提供するために、試行錯誤できること。そこに大きなやりがいを感じます。前職では既製品を販売していましたが、当社ではカタログに掲載されている製品をベースに、機能の追加などの柔軟なカスタマイズが可能です。
ヒアリングを通じて、お客さまが本当に求めている仕様に仕上げていくプロセスは非常に楽しいです。納入の際に、「良いものを提案してくれてありがとう」と喜んでもらえると、誇らしい気持ちになります。
前職で培った「観察眼」が活かせていることも、やりがいになっています。業界が変わっても、お客さまの心が動く瞬間は分かるもの。商談中のお客さまのちょっとした表情の変化や、言葉の選び方から本音や潜在的な課題に気づけることがあります。その気づきをもとに提案内容を深めることで契約につながったときには、営業としての介在価値を感じられます。
上司の支えで逆転受注した商談から学んだ、「諦めない意志」。
これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。
入社3年目のとき、「これは他社に負けた」と感じた商談がありました。価格面で大きくリードされており、万策尽きたと意気消沈して、当時の上司に報告したところ、すぐに「詳しく聞かせて」と。状況を説明したら、すぐにデータや事例をそろえてくれて、一緒に提案資料を練り直してくれました。
翌日には、お客さまにアポイントを取り直し、すぐに上司とともに再商談へ。コストではなく機能面を軸に提案したことに、お客さまは深く納得してくださり、「ぜひ東京精密さんでお願いしたい」と成約に至りました。この経験を通じて、「諦めなければ結果は変えられる」という学びを得られました。今は私がチームを持つ立場。現在では営業部門長となった当時の上司からいただいた言葉や姿勢を思い出しながら、部下に「最後まで粘ってみよう」と積極的に声がけをしています。
優れた製品を、より多くのお客さまに届けるチーム作りに挑む。

当社で働く魅力と、今後の目標について教えてください。
魅力は、どこにも負けない強みを持つ製品がそろっていることです。性能や品質に確かな裏付けがあり、ショールームの実機で製品の価値をお客さまに直接体感していただけます。これらの強みを活かして根拠を持った提案を行い、お客さまに納得していただけたときには、私が求めていた営業の在り方を実現できていると感じられます。
これまではプレイヤーとして営業活動を行ってきましたが、今後はチームを育てていくことが目標です。現在は営業所の運営を担っており、部下の成長を見守る立場になりました。個人で実績を重ねていた頃とは異なる手応えを感じています。
先日、部下が私のことを「すごくよく面倒を見てくれる」と話していたと人づてに聞いたときは、本当に嬉しく思いました。今後は、営業所全体で過去の実績を超えることを目標に、チームの力を高めていきたいです。