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半導体需要の高まりを考え、業界に。
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半導体需要の高まりを考え、業界に。
システムエンジニア/インシデントハンドラー

T.M

業務会社 情報システム室
2021年入社

様々なプロジェクト参画の経験を積み、再度技術を扱う職業へ。

様々なプロジェクト参画の経験を積み、再度技術を扱う職業へ。

どのような魅力と可能性を感じて、当社を選んだのでしょうか?

半導体関連企業でグローバル展開しており語学力を活かせる場があること、競合に先駆けてレーザーダイシングの開発を行っている実績から先見性を感じたこと、などから当社に入社することを決めました。

前職は新卒で開発SEとして入社し、社内システムや顧客システムの開発を行っていました。当時、iPad黎明期に社内導入プロジェクトに参画したり、親会社に出向しフランス拠点担当やQlikView(※データ分析プラットフォーム)導入に携わるなど様々な経験を積み、最終的にはICT事業本部という組織でネットワーク機器担当として、製品選定や企画・保守サービス体制推進、メーカーアライアンスなどを担当していました。

しかし、前職でキャリアを積んでいく中で仕事が上流工程寄りになってしまったので、もう一度技術を直接扱える環境で働きたいと考えたことや、AI利用の拡大に伴う半導体需要の高まりを考え、半導体関連企業への興味が高まったことから当社への転職を決めました。

「安全」と「使いやすさ」のバランスを保つことの重要性。

「安全」と「使いやすさ」のバランスを保つことの重要性。

仕事内容とミッションについて教えてください。

主な業務として、グループ全体のネットワーク統合およびクラウド移行、モダンなセキュリティシステムへの移行推進に携わっております。

この二年間はEDR/SIEMを軸に脅威の監視と対応強化を行ってきました。現在はゼロトラストネットワークへの移行と、グローバル全体での管理一元化に取り組んでいます。また、CSIRTのインシデントハンドラーとしても活動しており、実際のサイバーインシデント対応にあたる機会も増えています。

入社当初は既存グループウェアからMicrosoft365への移行プロジェクトリーダを担当させていただきました。具体的な内容として、メール経路およびメールセキュリティの見直しや周辺システムを含めた移行、新環境のポリシー・運用策定などを行いました。

今思えば、この移行を機にSaaSベースの運用が増えたこと、認証基盤(IDP)をもったことで様々なシステムへの細やかな認証制御が可能になったことが、現在取り組んでいるグローバルのITインフラ統合を進めるうえで重要な布石となりました。

また仕事を円滑に進めるためには、貪欲に新しい技術や考え方を理解し吸収することや現場ニーズと要件の深堀りを行うことや、メンバー同士でしっかりとアイデアを共有・討議することが重要だと考えています。

ユーザーに喜んでいただくために日々新しい技術と向き合う日々。

ユーザーに喜んでいただくために日々新しい技術と向き合う日々。

仕事のやりがいについて教えてください。

新しい技術に触れ、検証・理解し、課題に対しての解決手段を増やすことにとてもやりがいを感じています。

現在は、ゼロトラスト系のセキュリティシステム導入やAWSを利用した拡張性と可用性、保守性の高いシステム構築の検討を行っているのですが、どうすればユーザーが安心して、便利だと感じてくれるかを試行錯誤することは非常に楽しいです。

特にセキュリティ対策においては、ユーザー側から見ると煩雑なルールや運用が増えがちですが、セキュアに行動するモチベーションが生まれるようにシングルサインオンや生体認証のような簡単な操作で認証可能な仕組みを採用したり、意識せずとも自動的に保護されたネットワークに繋がるようしたり、といった取り組みも重要だと考えています。

システムの移行時にトラブルなく安定して本番稼働が出来た時や、ユーザーから便利になったと感じて貰えた時に得られる達成感も、ここでしか味わえない経験だと思っております。

困難な経験を糧に、グローバルセキュリティ強化へ。

困難な経験を糧に、グローバルセキュリティ強化へ。

これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。

2023年に海外拠点で脅威度の高いサイバー攻撃が発生し、現地に直行して対応にあたったことが最も印象に残っています。脅威の隔離、調査、修復、復旧といった一連のサイバーインシデント対応を遂行し、大規模なインシデントへの対応を通じて、これまで培った経験や知識が実際の現場で通用することを実感しました。

この経験を契機に、それまで国内中心であった管理スコープを拡大し、グローバルでサイバーセキュリティ対策を進める必要性を強く認識しました。その後は海外現地法人を巡り、ITアセスメントを実施。構成図や台帳管理の不備、導入後の脆弱性管理不足、セキュリティ意識の弱さなど、様々な課題に直面しましたが、現地担当者と改善内容や実施計画をすり合わせながら、グローバル全体のセキュリティ強化に取り組んでいます。

またインシデント発生時には、情報システム部門だけではなく、法務や広報、経理・営業など様々な関係部門との連携および組織を横断した意思決定が必要になるという事を痛感しました。その経験を基に2024年にCSIRT(Cyber Security Incident Response Team)を設立し、平時からインシデントを想定した準備・協議・訓練に取り組んでいます。

困難な経験ではありましたが、国内から海外現地法人を含むグループ全体に視野を拡げ、グローバルのITセキュリティ強化を推進したいと強く考える大きなターニングポイントになりました。

企画から導入までの高速プロセスがチャレンジしやすい環境を作る。

企画から導入までの高速プロセスが チャレンジしやすい環境を作る。

当社で働く魅力と、今後の目標について教えてください。

入社してすぐに大きな仕事を任せて頂ける点や、方針決定のプロセスに深く入り込める点においては非常に魅力だと感じます。また重要案件会議を通じて役員の方へ直接答申する機会があり、経営層との距離が近いということも当社の魅力の一つです。

企画⇒POC(※Proof of Concept:概念実証)⇒設計⇒導入までのプロセスを高速で回し、チャレンジしやすい環境が揃っているということもあり、モチベーション次第で様々な経験を積むことができます。

研修時に、役員から「東京精密はキャリア採用の人財比率が多く、混血の組織だからこそ強い」との話があり、感銘を受けました。中途で入ったメンバーにもすぐに活躍の場が与えられ、やりがいがあります。それはメンバーを信用して任せてもらえる懐の深さが根底にあると感じています。

今後の目標として、保守/運用の人的コストを減らし、上位フェーズのタスクにより多くのリソースを振れる環境づくりを行うこと、半導体社/計測社側との連携出来る機会を増やし、より活躍・社内貢献できる範囲を増やすこと。これらのような改善を主導できるような能力と立場を身につけていきたいです。

そのために必要な努力として新しい技術・ソリューション・トレンドを把握・検証し、学び続ける姿勢を持ち続けることが重要だと考えています。グローバルで活躍するためには語学の修練も欠かせません。また担当範囲に限定せず、広く様々な案件や課題に関わり、人脈構築と社内背景の理解・課題認識を行うことが自分の成長に繋がり、周りの社員も巻き込む好循環を生み出すと考えています。

そして、各国担当者とのコミュニケーション機会が増えている今、グローバルでワンチームとなる文化を醸成することも重要な課題です。言語のみならず、性格や文化的背景を理解しながらチームづくりを進める必要があります。さらに、セキュリティ人材不足が大きな課題となっており、今後は各国担当者とのチーム醸成を高めながら、グローバルリクルーティングにも挑戦していきたいと考えています。

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