
成長を加速させる。
S.M
計測社 技術部門
2024年入社
より多くの人々に貢献するモノづくりができる環境を求めて。

どのような魅力と可能性を感じて、当社を選んだのでしょうか?
モノづくりを通じて多くの人々に貢献したいという思いが叶う会社だと感じたからです。子供の頃からプラモデルなどを作るのが好きで、「モノづくりを仕事にしたい」という思いを持ち続けていました。
前職のメーカーでは、モーターを制御する装置の電気設計を担当しており、モーターメーカーとしての仕事の面白さを感じていました。しかし、経験を重ねていくうちにモーターだけでなく、より幅広い種類の機器を扱う仕事に携わりたいという思いが強くなり、転職を決意しました。
東京精密の製品は、さまざまな種類の機器で構成されていて、製品種ごとにその構成も大きく異なります。そのため、多彩な機器に触れる機会があり、技術の幅を広げていけそうだと魅力を感じました。
また、当社が提供している精密測定機器は自動車産業や航空機、工作機械といった、さまざまな製造現場で利用されており、自分の手がけた製品を通じて、モノづくりに関わる多くの人々に貢献できると感じられたことが、入社の決め手になりました。
モーター設計で培ってきた経験を、自分の強みに。

仕事内容とミッションについて教えてください。
現在は「表面粗さ計測器」の電気設計を担当しています。自動車や飛行機のエンジンなどの部品表面に現れる、マイクロオーダー・ナノオーダーという微小の世界の凹凸を計測するための機械です。ほんのわずかなノイズが製品の質に大きな影響を与えてしまうためプレッシャーもありますが、モノづくりを支える重要な役割を担えている実感が得られています。
モーター以外の設計は初めてで不安もありましたが、実際に取り組んでみると電気設計における基礎的な考え方に大きな違いはありませんでした。
電気設計では想定した挙動と違った際に原因がどこにあるのかを一つひとつ紐解きながら考えることが必要になりますが、仮説を立て、トライアンドエラーを繰り返しながら原因を突き止めてきたこれまでの業務経験が、大きく役に立っています。モーターは精密測定機器にも使われるため、前職で培った専門知識やノウハウを社内に広げていくことも私の役割だと思っています。
新たな知識を学ぶ姿勢が、成長への近道に。

仕事のやりがいについて教えてください。
さまざまな製品の設計に携わることで、技術の幅が大きく広がることがやりがいです。当社の製品設計では電子部品、アクチュエータ、センサ、インターフェース機器など、たくさんの機器に触れます。
中には初めて触るモノもありますが、わからないことがあればサポートしてもらえる環境が整っており、必要に応じて社外の専門セミナーを受講することもできます。製品設計に必要な知識が増え、自分の技術として吸収できたときは特に楽しさを感じます。
部署の垣根を越えての製品設計も醍醐味の一つ。社内には機械設計やソフトウェア設計など、各分野のプロフェッショナルであるエンジニアが多数在籍しており、プロジェクトを一緒に進める機会が多くあります。それぞれの得意なことを掛け合わせて一つのモノを形作っていけることに充実感を覚えています。
「やってみたい」の思いを尊重してもらえる環境が挑戦を支える。
これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。
新製品の立ち上げプロジェクトに携われたことです。入社後、まもない段階で世の中にない新しいモノづくりに携わることができ、ワクワクしたことを今でも覚えています。以前から興味があったFPGAの設計を任せてもらえるなど、技術的にも新しい挑戦ができました。初めてのことばかりでうまく設計できるか不安になることもありましたが、プロジェクトメンバーから言われた「失敗してもいいからやってみよう」という言葉に支えられ、設計目標に対し満足するものを作ることが出来ました。
このプロジェクト以外にも、挑戦を後押しする社風を感じる場面が多々ありました。この社風こそが、より良い製品を生み出し続ける原動力になっているのだと感じています。
広い視野を持って学びを続け、頼られる技術者へ成長したい。

当社で働く魅力と、今後の目標について教えてください。
人柄の良い方が多いことが魅力の一つです。入社してすぐの頃は製品知識に乏しく、作業の手が止まってしまいがちでしたが、周囲の方々は質問や相談をすれば、嫌な顔一つせず答えてくれる方ばかりで、安心して業務をスタートすることができました。
また、技術が好きで「なぜ、こうなっているのか」をとことん突き詰めるエンジニアが多いです。そのため、技術の本質を追求することが好きな方なら、刺激を得られる環境だと思います。
モノづくりの技術が発展していくにつれて、精密測定機器にはより一層の高速化・高精度化が求められていきます。これらを実現するには、電気設計のさらなる品質向上が不可欠で、従来の常識にとらわれない柔軟な視点を持つことが重要だと考えています。
私は、自分の視野を広げることが新しい発見につながると信じていますので、新しいことを学び続ける姿勢を大切にしたいと思います。ゆくゆくは「会社にとって無くてはならない存在」と言ってもらえるような技術者になりたいですね。