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ビッグデータやAIを活用し、プローバの付加価値を高めたい。
ビッグデータやAIを活用し、 プローバの付加価値を高めたい。
ビッグデータやAIを活用し、
プローバの付加価値を高めたい。
半導体 ソフトウェア開発エンジニア

T.M

半導体社 技術部門
2015年入社

一つの製品に向き合い、技術力を磨くため入社を決意。

一つの製品に向き合い、技術力を磨くため入社を決意。

どのような魅力と可能性を感じて、当社を選んだのでしょうか?

技術力を高め、成長したいと思っていたこと、そして東京精密はその思いが叶う会社であると思ったからです。前職では、家電メーカーでソフトウェアエンジニアとして働いていました。家電はライフサイクルが短く、開発期間も短め。光学ドライブやコントローラーなど1、2年ほどで次々と担当製品が変わる環境でした。

スキルの幅が広がる面白さはあったのですが、次第に「特定の製品とじっくり向き合い、専門性を高めながら技術力を磨きたい」と思うようになり、転職に踏み切りました。

転職活動をしている中で、興味を持ったのが半導体製造装置です。ライフサイクルが長い製品で、かつ半導体そのものの需要は、この先も絶えることはないことから、腰を据えて製品開発に取り組めそうだと考えました。半導体製造装置メーカーの中から当社を選んだ決め手は2つあります。

1つは、高い製品シェアを誇る業界のリーディングカンパニーであり、技術者として大きく成長できると期待が持てたこと。もう1つは、前職では経験できなかった、制御ソフトウェア開発に挑戦できることでした。

コーディングからチームリーダーまで幅広い役割を担う。

コーディングからチームリーダーまで幅広い役割を担う。

仕事内容とミッションについて教えてください。

プロービングマシンにおける、既存製品のカスタマイズ業務と新製品の開発業務を担当しています。カスタマイズ業務では、出図のほかマンマシンインタフェースにおける機能追加の取りまとめを担っています。20名ほどのメンバーを率いながら開発業務も担うため、当初はタスクの多さに苦労しました。

そこで、前職で培った汎用OS向けコーディングのスキルを活かし、ドキュメントチェックなどの単純作業を自動化するツールを自作しました。その結果、タスク削減に成功し、自分の業務に集中する時間を作ることができました。今後、さらに業務効率化を進めて余力ができたら、製品の機能提案などにもより深く踏み込みたいと思っています。

また、開発業務では、ライフサイクルアセスメントへの取り組みとして、プロービングマシンの製造、稼働、処分時のCO₂および電力削減に向けた検討を進めています。そして、このプロジェクトと並行して、当社にとってまったく新しい試みとなるビッグデータ解析ツールの開発にも携わっています。

プロービングマシンメーカーがビッグデータ解析ツールに挑む意義。

プロービングマシンメーカーがビッグデータ解析ツールに挑む意義。

仕事のやりがいについて教えてください。

新しい挑戦となるビッグデータ解析ツールの開発には、特にやりがいを感じています。このプロジェクトには立ち上げから参画し、コンセプト立案から携わりました。最初に進めていた案は、グラフを描画し、解析につなげるというもの。それなりに自信はあったものの、別部署からのレビューで「似たような解析ツールは、他のソフトウェア会社がすでに製品化している。当社でやる意味がないのでは」と指摘を受けてしまいました。

プロービングマシンメーカーである当社にしか作れないビッグデータ解析ツールとは何なのか――。チームメンバーとあらためて話し合い、イチから作戦を練り直しました。そして、プローバの個々の機能に特化した解析ツールというコンセプトにたどり着きました。

具体的には、ウェーハ搬送動作やプローバの針跡画像など多岐にわたる機能を解析できるようにします。これらの解析結果をもとに、将来的にはプローバをAIで制御できる仕組みも考えています。

制御ソフトウェアゆえの難しさと面白さ。

これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。

入社2、3年目で経験した、プロービングマシンのマイナーチェンジ対応がもっとも印象に残っています。ウェーハを載せる「チャック」という台を動かすモーターを、新たなモーターへ差し替えるプロジェクトでした。あらたなモーターの制御ソフトウェアのコーディングを任されたのですが、当時は汎用OS上で動くソフトウェアしか作ったことがなく、組込みシステム用OSでのコーディングは初めての挑戦でした。

現行モーターのソースコードの理解から始めたのですが、分からないことだらけで。先輩たちにずいぶんと助けてもらいながら、なんとかソースコードの内容を読み解き、コーディング開始までこぎつけました。ところが、ここで制御ソフトウェアゆえの課題に直面しました。汎用OS向けとは違い、安全性も考慮しなければならないことに気づき、苦戦しました。

進んでは戻り、試してはやり直しを繰り返して、やっと狙い通りの動作が実現したときには大きな達成感がありました。苦労は大きかったものの、ずっとやりたかった制御ソフトウェア開発だったので、楽しさのほうが大きかったプロジェクトでした。

スペシャリストと力を合わせ、プローバをもっと賢く動かしたい。

スペシャリストと力を合わせ、プローバをもっと賢く動かしたい。

当社で働く魅力と、今後の目標について教えてください。

当社には、ソフトウェア開発に限っても、画像解析や温度制御、通信制御などさまざまな強みを持つスペシャリストが数多くいます。そうした方たちが周りにいることで、困ったことがあってもすぐ協力してもらえますし、知見を広げやすく技術力の向上にもつながっています。

今はまだ、自分がどのようなスペシャリストになれるか分からないですが、ビッグデータに関してはこれからも注力したいですね。そして、お客さまにとって役立つ機能を開発し、プローバをもっと賢く動かせるようにしたいです。入社から10年、プロービングマシン一本でやってきました。これからも、この製品と向き合いながら、当社だからこその付加価値を高めていきたいです。

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