マテリアリティ

東京精密グループは、2025年度から2027年度の中期経営計画に合わせ、事業活動のバリューチェーンの状況と環境、社会への影響など配慮すべき課題を整理し、以下のようにマテリアリティを見直しました。6テーマ、23マテリアリティで構成されており、「持続可能な社会への貢献」と「ステークホルダーからの信用・信頼」を通じて「豊かな社会の実現に貢献」することを目指すものです。今後も必要に応じて適宜見直していきます。

サステナビリティテーマと優先的な取り組み

当社グループにとってのマテリアリティを具体的な活動に落とし込むために、サステナビリティテーマと優先的な取り組みを設定し、サステナビリティ委員会および各重要課題対応チーム・分科会において、その枠組みに基づいた活動計画を策定・実行しています。

テーマ マテリアリティ 優先的な活動(2025年中期計画)
豊かな社会の実現に貢献 社会課題を解決する製品の創出と提供 社会課題を解決する新製品やサービスの提供
未来を創り社会を豊かにする半導体製造への貢献 製品及びサービスの普及
精密測定を通じたモノづくりのイノベーションへの貢献 製品及びサービスの普及
持続可能な社会づくりに貢献する
事業活動の推進
バリューチェーンにおける温室効果ガスの削減 事業のCO2排出量削減
エネルギー管理の徹底
地球環境に貢献する製品の創出と提供 環境に配慮した製品開発
環境保全と資源管理の最適化 水使用量の削減
有害物質管理の徹底
生物多様性保全活動の推進
サーキュラー・エコノミーの実現 資源循環(サーキュラーエコノミー)への移行
環境マネジメントシステムの高度化 ISO14001維持管理
ステークホルダーの信用・信頼に応える企業姿勢の維持・強化 バリューチェーンにおけるサステナビリティの推進 サステナブル調達の推進
人権の尊重
製品品質と安定供給の確保及びカスタマーサポートの充実 顧客満足度の向上
品質管理の高度化
ステークホルダーエンゲージメントの推進 IR活動推進
産官学連携での技術発展への貢献
地域美化活動の推進
迅速・公正な情報開示
多様な人々が前向きに活々と働ける職場環境の醸成 多様性・公平性・包摂性(DE&I)の推進 女性活躍推進(女性中核人財の採用と育成)
障がい者が活躍できる職場環境の整備
心身ともに健康で安全に働ける職場づくり 従業員の健康推進に資する施策の周知と強化
従業員の安全衛生意識の向上
従業員エンゲージメントの向上 パーパス、ビジョンの浸透
失敗を恐れずにより高度な課題にチャレンジできる風土の醸成
カンパニーや部門間の垣根を越え、一体感のある組織風土の醸成
公正な企業活動の基盤となるガバナンスの強化 コーポレート・ガバナンスの強化 企業倫理・法令順守の厳格化
適時・適切な情報開示
コンプライアンスの強化 内部統制機能の維持・向上
リスクマネジメントの推進 リスクマネジメントの強化
情報セキュリティ対策強化
サイバーセキュリティの強化
事業基盤の強化 人財育成の推進 イノベーション創出に繋がる人財育成
自律型人財の育成
職種ごとに必要なスキル標準の作成
研究開発力の強化 最先端技術への対応力強化
知的財産の管理と活用 知的財産投資・活用
DXの推進 デジタル技術活用(DX推進とAI活用)
変革を支える企業風土の醸成 当社パーパス浸透のための施策の推進
持続可能な安定経営の実現 リカーリングビジネスの強化
事業継続計画の継続的な見直しと改善
効率的な資本の活用
公正な利益分配

マテリアリティの特定プロセス

マテリアリティの特定プロセス
急激に変化する環境・社会・産業

地球温暖化に伴う気候変動や異常気象、台風や地震

テクノロジーの発展

・VR(仮想現実)・AR(拡張現実)

・自動運転

・AI(人工知能)

・電子決済

・テレワーク
テクノロジーの弊害

デジタル格差

・エネルギー問題

・情報漏洩
労働力不足
新型コロナウイルスの流行

当社グループを取り巻く外部環境や
サステナビリティ等の社会課題

Society 5.0(サイバーとフィジカルの融合)

・半導体デバイスの高機能化・複雑化・三次元化

・半導体・電子部品需要の拡大

・半導体、航空機、医療など非自動車分野の

 測定ニーズの拡大

気候変動

・超高効率の次世代パワー半導体(SiC/GaNなど)の実用化

・カーボンニュートラルに向けたNEV・再生可能

 エネルギー市場の拡大

人口動態の変化

・労働人口減少に対応したDX化・AI普及による

 半導体ニーズの増加

・労働人口減少によるモノづくり自動化の流れ

 

 

 

パーパス
計測で未来を測り、半導体で未来を創る
ビジョン
東京精密グループは、
“夢のある未来”を築く一員であり続けます。
半導体社 計測社
最先端の技術で
高度なネットワーク社会の
実現に貢献する。
“モノづくり革新”を下支えする
未来創造カンパニーを目指す。

 

 

 




各課題への取り組み