マテリアリティ

東京精密グループは、2022年度から2024年度の中期経営計画に合わせ、事業活動のバリューチェーンの状況と環境、社会への影響など配慮すべき課題を整理し、以下のようにマテリアリティを見直しました。具体的な取り組みや目標を示し、従業員一人ひとりの取り組むべき課題を明確化し、その業務の価値を理解しやすくすることでモチベーションの向上につなげるとともに、今後も必要に応じて適宜見直していきます。

マテリアリティの特定プロセス

マテリアリティの特定プロセス
急激に変化する環境・社会・産業
地球温暖化に伴う気候変動や異常気象、台風や地震
テクノロジーの発展:VR・AR、自動運転、AI、電子決済、テレワーク
テクノロジーの弊害:デジタル格差、エネルギー問題、情報漏洩
労働力不足
新型コロナウイルスの流行
当社グループを取り巻く外部環境や
サステナビリティ等の社会課題
Society 5.0(サイバーとフィジカルの融合)
 
半導体デバイスの高機能化・複雑化・三次元化

 
半導体・電子部品需要の拡大

 
半導体、航空機、医療など非自動車分野の測定ニーズの拡大

気候変動
 
超高効率の次世代パワー半導体(SiC/GaNなど)の実用化

 
カーボンニュートラルに向けたNEV・再生可能エネルギー市場の拡大

人口動態の変化
 
労働人口減少に対応したDX化・AI普及による半導体ニーズの増加

 
労働人口減少によるモノづくり自動化の流れ
矢印

 地球環境やステークホルダーにおける重要度








マテリアリティ
E

環境

 
環境問題を解決する製品・事業活動
 
提供した製品・サービスによる環境貢献
S

社会

 
人権の尊重

 
社会課題を解決する高付加価値製品

 
サプライチェーンの構築

 
多様な人々が活躍でき、心身ともに健康で働きがいのある職場づくり
G

ガバナンス

 
企業活動を支える経営基盤

 
コンプライアンス

 
リスクマネジメントの強化

 

当社の価値創造・経営戦略への影響度

高 

矢印
目指す姿
東京精密グループのサステビリティ
パーパス
計測で未来を測り、半導体で未来を創る
ビジョン
東京精密グループは、
“夢のある未来”を築く一員であり続けます。
半導体社 計測社
最先端の技術で
高度なネットワーク社会の
実現に貢献する。
“モノづくり革新”を下支えする
未来創造カンパニーを
目指す。

サステナビリティテーマと優先的な取り組み

当社グループにとってのマテリアリティを具体的な活動に落とし込むために、サステナビリティテーマと優先的な取り組みを設定し、サステナビリティ委員会および各重要課題対応チーム・分科会において、その枠組みに基づいた活動計画を策定・実行しています。当社グループでは、マテリアリティの特定後も、サステナビリティ委員会でマテリアリティに関連する報告および評価を実施しています。その結果を受けて、第3回サステナビリティ委員会(2023.4.24)では、2023年度における優先的な取り組み事項や計画・目標を見直しました。

  マテリアリティ サステナビリティテーマ 優先的な取り組み 活動計画と実績
E 環境

• 環境問題を解決する製品・事業活動
• 提供した製品・サービスによる環境貢献

• 地球温暖化防止
• 省資源活動
• 循環型社会の形成

• CO2排出量削減
• 電力・水・紙使用量削減
• 環境配慮型製品の開発
• 飯能工場の節電・節水

S 社会 • 人権の尊重 • 人権の尊重

• 人権教育の実施
• 人権デュー・ディリジェンスの実施
• 救済システムの構築

• 社会課題を解決する高付加価値製品 • 製品責任

• 品質管理
• 化学物質管理

• サプライチェーンの構築 • 調達リスクの軽減 • サプライチェーンの強化

• 多様な人々が活躍でき、心身ともに健康で働きがいのある職場づくり

• 従業員の働きがい
• 安全健康
• ダイバーシティ
• 人財育成

• 健康と安全の向上
• ダイバーシティ推進
• 人財育成推進
• エンゲージメントの向上

G ガバナンス

• 企業活動を支える経営基盤

• コンプライアンス 

• 事業の持続的成長
• 競争力向上
• 公正、透明、迅速な企業活動
• 贈収賄・腐敗防止

• 内部統制機能
• 企業倫理・法令遵守
• 適時、適切な情報開示

• 健全な内部通報制度運営維持
• コンプライアンス教育

• リスクマネジメントの強化 • 災害などへの危機管理 • 事業継続計画



各課題への取り組み